• Shiori W

ニューノーマル、伝統工芸品の魅力を再発見。久留米絣の専門店「風のおくりもの」が新しいコーディネートを提案


福岡県南部、筑後地域で発祥した織物『久留米絣』を取り扱う専門店「風のおくりもの」。創業17年目を迎え、創業者である赤司貴代子さんと娘であり現店長の赤司幸加理さんの2人で営んでいます。


今回は、日本の伝統工芸品『久留米絣』を販売する専門店に、『久留米絣』の歴史と今の時代に合わせた着こなしをお伺いしました。


久留米絣とは? 一人の少女が考案した「絣模様」からスタート

今から200年以上前、江戸時代の終わりに『久留米絣』は誕生したと言われています。当時12歳位の少女「井上 伝」は、自分が長い間着続けている木綿の衣服に白い斑点があることに気づきます。彼女はこれをヒントに、部分的に糸を防染して模様を作るデザインを考案。この新しい柄をどのように実現するか、市井の人達と協力してアイディアを出し合い、織物として生産できるようになりました。その後、農家の副業として『久留米絣』が盛んに織られ、明治時代以降になると、庶民の衣服として全国で愛用されるまで広がりました。


久留米絣の柄はこちら


現在、久留米絣は国指定の伝統工芸品となり、木綿を素材とする工芸品の中では、唯一の重要無形文化財に指定されています。

そして今なお、そのデザインは水玉柄や、花柄、幾何学模様等多数の模様を取り入れながら発展し、『久留米絣』はブランドとして世間に認知されるようになってきました。


コーディネートが楽チン!毎日着ていい、合わせやすい『久留米絣』

『久留米絣』は毎日着るための織物として、いわゆる市井の人の“普段着”のために誕生したものの、伝統工芸品となった今では、購入するまでに敷居の高さを感じる人もいます。「伝統工芸品は着たことがないので着れるかな?」と思う初心者の人へ、「風のおくりもの」店長の赤司幸加理さんが、お手本に『久留米絣』で作ったワンピースをレザーブーツと合わせてコーディネートを紹介してくれました。



絣(かすり)だからといって、特別な意識はせず、お洒落したい時はパールやキラキラしたアクセサリーを合わせて、カジュアルに着こなしたい時は、ジーンズや、スニーカーを履いて、自由な組み合わせを試すことができます。なんといっても着ていることを忘れるような軽さと着心地の良さが魅力です。」と、幸加理さんがコーディネートのコツを伝授します。


『久留米絣』の特徴である藍色(ネイビー)は光の当たり方によって品のある美しい様相から、親しみやすさまでその表情を変えます。外を歩いて、自然光の下にいる時は、藍色の生地に白やブルーの模様が美しく映え、レストランのシックな光の側では藍が肌の色を美しく引き立たせます。まるで日常では、気づかなかった自分の魅力を引き出してくれる藍のパワーを感じるようです。


近年、『久留米絣』はお洒落で良いものであると一種のブランドとして認知され、

2020年3月、日本国内で、若者に人気のファッションブランド「BEAMS」も『久留米絣』をアレンジしたワンピースやハットを発表。

参照:https://www.beams.co.jp/news/1911/


日本の服といえば絹で作られた「着物 Kimono」や、染色の鮮やかな帯が有名ですが、日常に寄り添う絣の藍の美しさ、衣服としての丈夫さを持つ『久留米絣』は一見の価値あり。



あなたのクローゼットにも、新しい絣の普段着を一着、

足してみてはいかがでしょうか?


今まで気づかなかった、あなたの美しさに出会えるかもしれません。



オーナープロフィール

赤司貴代子さん、幸加理さん

久留米絣と和雑貨の専門店「風のおくりもの」(2004年 創業)

「風のおくりもの」公式サイト

https://kurume-kasuri.com/


「風のおくりもの」

久留米市の伝統工芸品である『久留米絣』を用いた、衣類、反物、バッグ、帽子、ストール、小物、インテリア等を取り扱う専門店。特に久留米絣の反物は300種類も品揃えがあり、お店で好きな布地を選んで自分だけの服を仕立てることができます。

ワンピースや紳士服、子ども服、着物やマット、暖簾など幅広いオーダーに対応。ご注文はサイトよりお願いします。


住所:福岡県久留米市東町31‐7(一番街商店街中央)


久留米絣について (久留米絣組合)

http://kurumekasuri.jp/